ハクビシンの味

博多の四川料理店、巴蜀さんで新年に行われた食事会に呼んでいただき、二つ返事で博多へ飛んだ。
今回の会の隠れたテーマは「発酵調味料」。
だから、今回はスープも主役だ。
口に入れると、干し大根の香りが先に立ち、そのあとに柔らかい唐辛子や胡椒系の香り、その次にハクビシン独特の獣っぽい香りがくる。
ハクビシンの肉の味は、牛とも猪とも豚とも系統が違っていた。
脂の味は熊に似ている気がする。
食感は、少しねっとりしている。

巴蜀(福岡・月隈)未来の懐かしさ

初めて食べる料理なのに、懐かしさを感じるのはなぜだろう。
四川のぴりっとした唐辛子の辛さより、もっと穏やかな胡椒が全体をまとめているからかもしれない。それが何となく昔の中華に通じるのかもしれない。
いわゆる家常菜的な感じ。家常菜をここまで極めて出してくれるところはちょっとなかなか考え付かない。

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