一期一会の15皿 2017

2017年に出かけたレストランやイベントの料理のなかから、今でも鮮明に思い出せるものの備忘録を。 レストランの印象は、そのときの食べる側のコンディションや食材の運などに大きく左右される。その「偶然の変数の運」も含めての記 […]

CRONY(西麻布)洗練×プリミティブ

春田さんの料理の特徴のひとつは「形のないもの」だ。
素材を削り、あるいは小さな形状にして、その味覚だけを印象に強く残す。
北欧のモダンノルディック料理は、イタリアやフランスのように「食材の豊かさを誇り、素材の良さをそのままで…」という発想と対極にあるからか、食材を小さく加工する度合いが、他の国の料理より大きい気がする。
その形状や製法は結果的に、味覚と香りに意識を集中させる。
北欧の、というか、春田さんの料理から、洗練とプリミティブな感覚の両方を同時に覚えるのはそのせいだ。

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