バルセロナからバレンシアへ(A long way to Quique Dacosta)

バルセロナで止まってました珍道中、続きです。

今回の大きな目的の一つは、DeniaのQuique Dacosta(旧名El Poblet)に行くことでした。

日本からバルセロナにまず入ったので、そこからデニアに移動する必要がありました。
そもそも、航空券を予約した時点では、どのレストランから回るかは未定です。(3月の時点では、どのレストランの予約がどこに入るかわからない)

なので、とりあえず、出発直前になってだいたいのルートが決まってから、ここからデニアまで、どうやって行くかを考えることになりました。
ビバ泥縄

デニアから最も近い空港はValenciaかAlicante。
バルセロナからは近すぎて直行便がありません

マヨルカ島経由でフライト2時間とか、イビサ島経由で3時間とか、安くて(1万円未満)ありますがね・・・
う~ん。
基本的にあまり混まないから遠回りしても安い路線だけど、行って美味しいものを食べられるわけでなし

飛行機でかかる時間があまり変わらないならば、遠回りだけどマドリッド経由という手もあります。
でも、今回はこれも非効率。

なら、陸路か。

1、車を借りる
2、renfe(スペイン国鉄)
3、バスに乗る

車・・・は免許がないから×。
スペインはバスが安くて、路線も多くて便利なのですが、やはり乗っていて楽な電車にしました。

所要時間は、高速列車でざっと3~4時間です。価格は25~50ユーロ程度。

renfeのチケットのweb予約方法と買い方
1.renfeホームページCompra de billetesで、出発地と目的地を入れて、時刻と料金を検索します。(HPはこちら)。

2.2等車が「Turista」。1等車が「Preferente」。
 日付、時刻で大幅に安いプロモーション価格のようなものもあります。事前に買えればけっこうお得です。
(両者の違いはシートくらいかな…でも料金は1等と2等で10~20ユーロしか違いませんので、1等でゆったりした空間を買うのも手です。)

3.希望の時刻と料金を確認したら、氏名、電話番号、住所・・・等々入力する箇所があります。
面倒なので、IDを作って、ログインしてから上記作業をすると、何度も氏名や住所を入力する手間が省けます
(スペイン語不安な方は、ブラウザを2つ立ち上げておいて、翻訳サイトをあけっぱなしにして作業するのをおすすめします。意味の分からないスペイン語は契約の途中で突然出てくるものです

4.ここからクレジットカード番号を入力したら買える(はず)なのですが、いろいろ掲示板等で調べてみると、クレカ番号を入れるとはねられる、買えなかったという書き込み多数。
どうも、日本発行のクレカだとダメなんだとか、カードの種類を買えたらできたとかいろいろ書かれていますが、renfeのチケット、webで買えないことが多々あります。(ALSAバスでも同じような経験有)

そんな場合は仕方がないので現地で。
長距離列車は基本的に機械で買えないので、きっぷ売り場に並ぶ必要があります。
それなりにブースは多いのですが、お客も多く、けっこう待たされます。

今回はバレンシアに移動する前日に買いに行きましたが、30分弱待ちました。
Barcelona Sants駅は、銀行のように整理券を取る方法なので、椅子に座って待てるし、これでも比較的良心的な方です。

今回は切符を事前に買っていたので、着いてすぐホームへ…は向かえませんでした。
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長距離線はけっこう厳重で、発車15分くらい前からホーム入口で係員による改札があるのです。
列車の切符を持っていないと乗車ホームに行けない仕組み。
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一斉に乗り込みます。
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バレンシア経由、アリカンテ行きのAlaris。
海岸線をひたすら南下します。

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けっこうな速度で飛ばします。
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車内の食堂車両。コーヒーと、スナック程度。

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Sagunt(サグント)通過。丘の上に何かある。。。
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要塞?のようなものが。

あとでわかったのですが、実はここ、相当に歴史のある街でして、

(以下Wikiより引用)

代ローマ時期にはサグントゥム(ラテン語:Saguntum)と呼ばれていた。

サグントゥムは、カルタゴのハンニバルによるこのサグントゥムへの攻撃によって第二次ポエニ戦争が始まったことで一般に知られ、サグントゥムはローマ側に組した。ハンニバル軍に結果として降伏したものの、数ヶ月に渡って抵抗した。
*****

ポエニ戦争(|| ゚Д゚)
紀元前200年の話ですよ。

途中からこんな感じ。
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これ、全部オレンジ畑!
バレンシアに近づいてきました。
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バレンシア駅到着。
風格のあるターミナル駅です。
このあと、この列車はUターンして本線に戻り、アリカンテへ向かいます。
ALACANTとあるのは、アリカンテのバレンシア語。
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チケット売り場。ステンドグラスもあって、美しい~
所狭しと天井絵が描き込まれています。
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この日からしばらく、バレンシア駅から徒歩5分の、旧市街にあるサンパなホテルに投宿。
1泊7000円以下くらい…いい街だ。
P1000444
建物がどこもかしこも装飾が美しい。(写真はバレンシア銀行)
美しいというか・・・

どっちかというと、過剰ですねw

街中が、パリの街並みを2割くらいデコラティブにしたような感じです。
装飾にも限度ってものはあるのかもしれない。

でも、街にごみが落ちておらず、建物はみんなこんな感じで、美しい街です。
(市中のメルカド(スーパーマーケット)が、品物の陳列がとにかくきっちり並べられていてびっくり。ヨーロッパであんなにきれいなメルカド初めて見ました。市民がみんなきれい好きなんだろうか?)

翌日はDeniaへ向かいます。

つづく。

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